練習の質

定期レッスンコースは年間40回ですが、毎回100%完璧な状態の生徒さんはなかなかいません。

 

忙しい時も、体調の悪い時も、気分が乗らない時もあるでしょうから、大体2、3週間停滞していたとしても、私は特に何も聞きません。

 

でも、1ヶ月も進歩のない状態が続いたら、やはり時間とお金がもったいないです。

最近の練習状況について尋ねます。

 

 

生徒さんに話を聞いてみると、「ちゃんとほぼ毎日練習はしている」と答えられることがあります。

 

毎日練習しているのになかなか進歩しないのであれば、練習の仕方、質が良くないということです。

 

そんな時は、

「この部分を10回弾いて、弾けたら前の小節から弾いて、それも弾けたらフレーズの頭から繋げて・・・、次の日は・・・」

というように、かなり具体的に練習方法を説明しています。

 

 

また、自分の演奏を客観的に聴けておらず、レッスンで言われていることを理解できていない場合もあります。

 

そんな時は録音、録画が最適です。

自分の演奏を弾きながら聴くのと、録音した演奏を聴くのとは、全然聴こえ方が違います。

 

つっかえたり、弾き直しをしているところが、先々週も先週も同じであれば、そこは躓く理由が必ずあります。

そこをクリアにすればいいだけです。

 

躓く理由についても、そのうち自分でわかるようになりますが、まずはいつも弾けていないところを明確に知るべきです。

 

 

ご自宅の練習の参考になれば嬉しいです音譜