先日のレッスンにて。
ある小学生の生徒さんが、
「学校でイヤなことがありました・・・」
と切り出したので、話を聞いてみると。
教室に置いてあったあるモノが壊れた時、どういう過程で壊れたのかを先生にきちんと説明したのに、それを信用してもらえず叱られたとのこと。
お友達から、
「○○は嘘をついていないです」
と言ってもらえて、ようやく理解してもらえた後、
なんと、
「初めからきちんと説明しなさい」
と言われたそう。
全く聞いていなかったには先生の方なのにと思ったけれど、それ以上何も言えなかったと。
うん、それはモヤモヤするね〜
それを誰かに聴いてもらいたかったんだね。
子どもって、誰もがそんな経験を度々するのかもしれません。
なぜなら、子どもの話をきちんと聴かない大人が時々いるから。
私は子育てでも、子どものレッスンでも、
「子どもの話を聴く」
ことを大切にしています。
なぜなら、どんなに小さな子どもでも、行動、発言には理由があるから。
大人から見たら「悪いこと」をした時であっても、きちんと話を聴いてみたら、その理由に共感、納得することはよくあります。
そして、解決策を一緒に考えることができます。
子どもは、赤ちゃんでもそうですが、相手がどんな人間なのか、敏感に感じますね。
ちゃんと自分の話を聴いてくれる大人だと分かると、心を開き、こちらの話もよく聴いてくれるようになるものだと思います。
エレクトーン、ピアノの先生は、大抵、生徒さんとの付き合いが長くなります。
何より大事なことは信頼関係。
なかなか上手くいかない時も、話を聴いて、寄り添って、できる限りの応援をしていきたいと思っています。